それはもちろんまだまだ終わってはいなくて、これからもそれと付き合って生きていくのだろうと思います。
人を傷つけたり、人に傷つけられたりもしました。
いろいろ辛くしんどいこともあったけど、それに負けないくらい楽しく嬉しいこともありました。
個人的には、たくさんの人と出会い、つながった年になりました。
最後はちょっと駆け足になってしまいましたが、連載が無事終わったことも喜びです。
『小煌女』を最後まで読んでくださった皆様、どうもありがとうございました。
2012年も、新しい挑戦を頑張ります。
年末、クリスマスイブにまた『辺境ラジオ』の公開収録があり、覗かせていただきました(今回は出演してませんが)。
「今年と来年はセット、来年が後半」「暗い気持ちの時の判断は傷跡を残す」など、今回も面白く心に響く内容です。ポッドキャストでも聴けますので、お時間がある時にでも是非。
http://www.mbs1179.com/henkyo/
前回はさっさと帰ってしまったのですが、今回は収録のあと楽屋にお邪魔してご挨拶し、そのあと打ち上げにもご一緒させていただきました。
そして、そこでなんと尊敬する名越先生に嫉妬されるという、ドキドキの経験をしました!
名越先生は昔漫画家になりたかったそうで、漫画家さんに対して憧れとコンプレックスがあるのだそうです。
それでも「あなたが今言ったそれ、僕が先に言いたかったのに、ズルイわー」「そのキャラクターでまたそんな親父ギャグもできます的なとこみせて、ズルイわー」と、他の皆さんが「こんな名越先生見たことない(笑)」というぐらいの嫉妬っ振りに(お酒も入ってますが)、なぜこんな売れない漫画家相手にそんな、とその場の私はあたふたしてました。
でも、振り返ってみると、尊敬する人に嫉妬されるって、認められたみたいで嬉しいです。
嫉妬って、内に潜めて自分の中でもやもやするより、「ああ自分がそれやりたかった! ああ自分がその場所に立ちたかった!」とあからさまに言ってしまったほうが、自分も相手も楽なんじゃないかな、と思いました。
自分ひとりでもんもんすると「でもどうせ自分にできるわけがないじゃないか、だって自分はダメ人間だし」と自己否定に走ったり、中には相手を引き摺り下ろそうとする負の力に走る人もいますし。
「ああいいな、ずるーい! 悔しい!」と相手に言ってしまうのって、まあ相手はその時は困りますが、しつこくネチネチ言うのでなければ、最終的に悪い気はしないんだな、と思いました。特に、相手のことを尊敬してる場合は、逆に嬉しいものなんだな、と。
そして、何より自分が楽なんじゃないかな、と思いました。
まあ、いつもいつも誰かに嫉妬してる人は嫌ですけどね。
名越先生の嫉妬は、よい嫉妬。
内田先生も名越先生も、あんなに頭の切れるかたなのに茶目っ気もたっぷりで、いいなあ、こんな人になりたいなあと心から思いました。
西さんには「女子の萌え」というものを名越先生と2人がかりで解説しましたよ(笑)。
あ、それと、来年(夏以降?)『くまえもん』が単行本化の予定なんですが、辺境ラジオのお3人に帯をお願いして、快諾いただきました!
担当さんも内田先生のファンなので、2人で喜んでます。
来年描く予定の長編と2冊同時発売の予定ですので、ちょっと先ですがお待ちくださいね。
それではどうか皆様、よいお年を。
来年もよろしくお願いします。
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2011年は色々あった年だったと思いますが、最後に嬉しい出来事があったようで何よりです。。
2011年は小煌女でガッツリ楽しませていただきました。2012年も期待しています。
時代物→宇宙と来ましたので、つなみさんの次なる挑戦がとても楽しみです。(もちろん、オーソドックスな恋愛物も大歓迎です)
くまえの単行本化も待ち遠しいです!(実はこれが一番楽しみだったりします)
今年も(素敵な作品を)よろしくお願いします!
終わり良ければ全て良し、と申します。
『小煌女』のお話もステキな終わり方で、海野さんらしいなと笑顔で読み終えました。
次回のお話も更にたのしみです。