2011年12月31日

2011を振り返る+よい嫉妬

今年は大きな災害と大きな事故が起こり、これからどうなっていくのかと日本中が前の見えない日々を過ごしました。
それはもちろんまだまだ終わってはいなくて、これからもそれと付き合って生きていくのだろうと思います。
人を傷つけたり、人に傷つけられたりもしました。
いろいろ辛くしんどいこともあったけど、それに負けないくらい楽しく嬉しいこともありました。

個人的には、たくさんの人と出会い、つながった年になりました。
最後はちょっと駆け足になってしまいましたが、連載が無事終わったことも喜びです。
『小煌女』を最後まで読んでくださった皆様、どうもありがとうございました。
2012年も、新しい挑戦を頑張ります。


年末、クリスマスイブにまた『辺境ラジオ』の公開収録があり、覗かせていただきました(今回は出演してませんが)。
「今年と来年はセット、来年が後半」「暗い気持ちの時の判断は傷跡を残す」など、今回も面白く心に響く内容です。ポッドキャストでも聴けますので、お時間がある時にでも是非。
http://www.mbs1179.com/henkyo/

前回はさっさと帰ってしまったのですが、今回は収録のあと楽屋にお邪魔してご挨拶し、そのあと打ち上げにもご一緒させていただきました。
そして、そこでなんと尊敬する名越先生に嫉妬されるという、ドキドキの経験をしました!
名越先生は昔漫画家になりたかったそうで、漫画家さんに対して憧れとコンプレックスがあるのだそうです。
それでも「あなたが今言ったそれ、僕が先に言いたかったのに、ズルイわー」「そのキャラクターでまたそんな親父ギャグもできます的なとこみせて、ズルイわー」と、他の皆さんが「こんな名越先生見たことない(笑)」というぐらいの嫉妬っ振りに(お酒も入ってますが)、なぜこんな売れない漫画家相手にそんな、とその場の私はあたふたしてました。

でも、振り返ってみると、尊敬する人に嫉妬されるって、認められたみたいで嬉しいです。
嫉妬って、内に潜めて自分の中でもやもやするより、「ああ自分がそれやりたかった! ああ自分がその場所に立ちたかった!」とあからさまに言ってしまったほうが、自分も相手も楽なんじゃないかな、と思いました。
自分ひとりでもんもんすると「でもどうせ自分にできるわけがないじゃないか、だって自分はダメ人間だし」と自己否定に走ったり、中には相手を引き摺り下ろそうとする負の力に走る人もいますし。
「ああいいな、ずるーい! 悔しい!」と相手に言ってしまうのって、まあ相手はその時は困りますが、しつこくネチネチ言うのでなければ、最終的に悪い気はしないんだな、と思いました。特に、相手のことを尊敬してる場合は、逆に嬉しいものなんだな、と。
そして、何より自分が楽なんじゃないかな、と思いました。

まあ、いつもいつも誰かに嫉妬してる人は嫌ですけどね。

名越先生の嫉妬は、よい嫉妬。
内田先生も名越先生も、あんなに頭の切れるかたなのに茶目っ気もたっぷりで、いいなあ、こんな人になりたいなあと心から思いました。
西さんには「女子の萌え」というものを名越先生と2人がかりで解説しましたよ(笑)。

あ、それと、来年(夏以降?)『くまえもん』が単行本化の予定なんですが、辺境ラジオのお3人に帯をお願いして、快諾いただきました!
担当さんも内田先生のファンなので、2人で喜んでます。
来年描く予定の長編と2冊同時発売の予定ですので、ちょっと先ですがお待ちくださいね。


それではどうか皆様、よいお年を。
来年もよろしくお願いします。
posted by ウミノ at 16:05| Comment(2) | ご挨拶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月10日

『くまえもん』Vol.15,16

今月は、発売中のKiss24号とデジキスのWで『くまえもん』が載っております。http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/90004
いつにもましてゆるいネタですが、生温かく読んでいただけると幸いです。Kissはショートの作家さんが充実してるので、一緒に載ってるのが恥ずかしいです。
そして、本誌でも宣伝してましたが、12/13(火)に『小煌女』最終5巻も発売です。講談社のサイトでカバーも見られますよ。http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234641894
どうぞよろしくお願いします!

今月、来月と『くまえもん』を描きだめして、来年はがっつり長めの前後編をKiss+で描かせていただく予定です。
アンデルセンの童話をモチーフにした、キス(とその先)にまつわる物語。相手を軽蔑しながらも囚われていく王子様とお姫様の心情をじっくり綴った、ポルノになる予定。
エロいですけど大丈夫ですか、と担当さんに聞いたら「ただのエロはだめですけど、プラス何かがあればいいです。あれでしょ、どうせ海野さんが描くの、文学的なやつでしょ」と言われました。わ、わかってらっしゃる・・・。
ちゃんと描けるか不安ですが、時代物だってSFだって手探りしつつ描いたんだし! 来年も挑戦して頑張ります!
しかし、まずはくまえもんのネタを考えねば。あと3本。あんなぬるい話でもなかなか思いつきません。むむー。
ショートの作家さんて、毎月すごい。本当に尊敬します!
posted by ウミノ at 09:45| Comment(4) | 雑誌掲載 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする